| 富士登山競走 医師に「ストップ権限」与えるなど、充実した救護体制 |
選手の方は当日まで必死に訓練したから、 ふらふらでも最後まで走りたいという気持ちになると思いますが 命を守るために、必要なルールだと思います。
「日本一過酷な山岳レース」といわれる富士登山競走(富士吉田市主催、毎日新聞社など共催)が24日に開かれる。昨年、初の死者を出したことを受け、救護体制が充実された。状態の悪い選手に医師らがレース中止を勧告する「ストップ権限」を与え、勧告を無視した選手には審判団が「失格」を言い渡すルールも導入した。 実行委員会(会長、堀内茂富士吉田市長)は、医師らで組織するメディカル部会(部会長、前田宜包・同市立病院診療部長)を設置し、救護体制を検討してきた。 山頂までを(1)富士吉田市役所〜馬返し(10・8キロ)(2)馬返し〜5合目(4・2キロ)(3)5合目〜山頂(6キロ)に分割。沿道に医師や国士舘大ウェルネス・リサーチセンターの学生ら約150人を配置し、状態の悪い選手を早期に発見する態勢をとる。救護所は6カ所に設置。AED(自動体外式除細動器)を携行した同大の学生を要所に配置し緊急事態に備える。また、休憩所5カ所を設けたほか、給水ポイントも12カ所設置し、選手の体調管理に配慮した。 堀内市長は「昨年の反省に基づいて万全な態勢ができている」と自信を示した。 メディカル部会長の前田医師は7日、馬返しから5合目の山小屋「佐藤小屋」まで徒歩で視察。救護所設置場所を確認したほか、無線機や携帯電話の通信状況なども確認した。前田医師は「選手が安心して走れるようにバックアップしたい」と話した。【田上昇】 ◇「事故は起こさない」−−ボランティアランナー・真田卓也選手 救護体制を支える重要な役割を担う「ボランティアランナー」も出場する。消防職員などが走りながら他選手の様子を観察し、具合の悪い選手を見つけたら、救護本部へ通報したり、場合によっては自らのレースを放棄し救急処置を施す。 山頂コースに6回目の出場となる富士五湖消防本部職員の真田卓也選手(30)=写真=も今年、ボランティアランナーの一人に指名された。 県内学生陸上界トップの山梨学院大陸上部で長距離選手として活躍。卒業後、出身地・富士吉田市で就職した。「せっかく地元に戻ってきたのだから、富士山に走って登りたい」と、6年前に初出場。3時間16分台で完走し、26位だった。 「平たん地と使う筋肉が違う」と振り返る。しかし、「完走後の達成感は大きい」と話す。 今大会では救護の役割も加わった。人工呼吸用のポケットマスクや感染防御用手袋など、救急用具も持ってレースに参加する。 07、08両年に東京マラソンに出場し、沿道救護体制の充実を目の当たりにした。 「地元の消防職員のプライドにかけて、昨年のような事故は起こさない」。真田選手はボランティアランナーの気持ちを代弁した。【田上昇】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000143-mailo-l19
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